2017/02/08

Windows Update のダウンロードが 0% のまま進まない場合の対処方法

以下の操作によって不具合等が発生したとしても、一切の責任を負いかねます。ご了承ください。

現象

  • いつまでたってもWindows Updateのダウンロードが 0% のまま進まない (今回は KB2267602 で発生しましたが、どの更新かはあまり関係ないように思われます)
  • タスク マネージャー でディスクの使用率が 100% になっている

再起動等してもWindows Updateがキャンセルできず、サービスも停止できないという状況でした。

Windows Defender が悪さしてるのかも?と思ってWindows Updateと一緒にキャプチャしていますが、結果的に冤罪でした。

対処方法

今回紹介する手順を実施する前に、以下のページに記載されている対処方法を順に試した方が良いです。
Windows 10 - Windows Update に失敗する場合の対処法 - マイクロソフト コミュニティ

私が紹介する対処方法は最終手段だと思います。


Windows Updateでダウンロードするファイルは %SystemRoot%\SoftwareDistribution というフォルダに保存されているのですが、こいつが破損しているんじゃないかなー、と考えました。
それであれば、 SoftwareDistribution フォルダをサックリ削除してしまえば問題解決しそうです。

ただ、SoftwareDistribution フォルダは当然 Windows Update がアクセスしており、削除もリネームも出来ません。なので、Windows Updateが起動しないようにセーフモードで作業します。


1. セーフモードで起動する

Windows Update がキャンセルできず、サービス管理からも停止できない (停止処理中のままになる) という状況なので、まずは セーフモード で起動します。

Windows XP なんかだと起動時に F8 キーを連打することでセーフモードで起動するのですが、Windows 10 ではこの方法も変更されています。


こちらのサイトが詳しいですが、セーフモードで起動する方法はいくつかあります。
「Windows 10」をセーフモードで起動する方法について


私は Windowsの設定 から起動しました。

  1. スタートメニューの左アイコンの歯車をクリックすると、Windowsの設定 が起動します。
  2. 更新とセキュリティ をクリック
  3. 左メニューから 回復 を選択
  4. PCの起動をカスタマイズする今すぐ再起動する というボタンをクリック

PCが再起動します。
起動すると、真っ青な画面に幾つかのパネルが表示されます。

  1. トラブルシューティング をクリック
  2. 詳細オプション をクリック
  3. スタートアップ設定 をクリック
  4. 再起動 をクリック

再びPCが再起動します。
スタートアップ設定 という画面が表示されるので、F4 キーを押してセーフモードを有効にします。

ログイン画面が表示されるので、パスワードを入力してログインします。
やっとこさ、どこか懐かしい四隅に セーフモード と書かれたデスクトップが表示されます。

Microsoftはセーフモードでログインさせたくないんだろうなー、というほど面倒くさい手順です。


2. SoftwareDistributionフォルダをリネームする

さて、苦労してセーフモードで起動することができましたので、諸悪の根源であろう SoftwareDistribution フォルダを表示します。

  1. エクスプローラから C:¥Windows にアクセスします。
  2. SoftwareDistribution というフォルダを探します。無ければ Windows Update 云々以前の問題なので、おとなしくWindowsを再インストールしてください。
  3. サックリ削除しても良い気がしますが、何か問題があっても怖いので、フォルダをリネームしておきます。私は SoftwareDistribution.bak としました。
  4. もうセーフモードに用はないので、普通に再起動します。



3. 再び Windows Update を行う

再起動して普通にログインし直したら、タスクマネージャーを立ち上げてしばらく様子を見ましょう。
起動直後の数分はディスク使用率 100% になるのは当たり前です。30分くらい放置して、ディスク使用率が落ち着くのを確認しましょう。

SoftwareDistribution フォルダは Windows Update を実施すると自動的に作成されるみたいです。
私の場合、先月のWindows Update もまともに動いていなかったようなので、改めて Windows Update を実施することにしました。


さて、現象は解決しているのでしょうか?
この数時間の作業が灰燼に帰すのかどうか…


ででーん!
無事、Windows Updateが完了しました!

いやー、原因の調査などなどで丸一日かかってしまいました…
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。


参考